WordPressをローカルに複数インストール(DドライブやUSBメモリなど)

DドライブにWordPressをインストールした時に実際に行った手順を記しています(OSはWindows XP)。同じ手順でUSBメモリやSDカードにもインストールできます。複数のWordPressをインストールできるように配慮しています。

DドライブやUSBメモリなどにローカルサーバーのXAMPP USB Liteをインストールしデータベースを作成します。これだけでWordPressを作動させる環境が整うので、WordPressをローカルにインストールできます。

目的と環境

目的

  1. ローカルにWordPressをインストールする目的は、オフラインでもWordPressでの表示を確認することです。

  2. CドライブではなくDドライブやUSBメモリにインストールする目的は、OSの動作が重くなりにくくすることです。また、ローカル環境をそのまま別のパソコンに持ち運べるという利点もあります。

  3. XAMPPではなくインストーラ無しのXAMPP USB Liteを使う目的は、レジストリを汚さないことと、ApacheとMySql以外の不要なソフトがあまり入らないようにすることです。ただし、perlなどその他のソフトも使う予定があるならXAMPP USB Liteではなく、通常のXAMPPの方がいいです。

設定した時の環境

以下で具体的な設定方法を順番に述べます。

XAMPP USB LiteをDドライブにインストール

XAMPP USB Liteをダウンロード

http://www.apachefriends.org/jp/xampp-windows.htmlからXAMPP USB Liteをダウンロードします。2011年10月現在の最新バージョンはXAMPP USB Lite 1.7.7です。なお、これ以降は便宜上、XAMPP USB LiteのことをXAMPPと省略して記載します。

XAMPPをインストールする場所に移動

  1. ファイルを解凍します。

    xampp lite 解凍中
  2. 出てきたxamppフォルダをDドライブ内に移動させます。これだけでインストール完了です。

  3. ただし、DドライブやUSBメモリのルート直下以外に移動させた場合、セットアップが必要です。当サイトでは、Dドライブ内のapフォルダ(D:\ap)の中に移動させた場合で説明しています。

XAMPPのセットアップ

  1. ルート(D:\など)直下にXAMPPを設置した場合はセットアップは不要です。この項目は飛ばしてください。飛ばして次項のXAMPPでApacheとMySqlを起動させるに移動してください。

  2. xamppフォルダ内のsetup_xampp.batを実行します。

    XAMPPフォルダ
  3. setup_xampp.batを実行するとコマンドプロンプトが起動します。

    setup_xampp.bat
  4. 何もしなくても、1分以内に設定が完了します。続行するには何かキーを押してください...と表示されれば Enter キーなどを押してください。コマンドプロンプトが閉じます。

    setup_xampp.bat

XAMPPでApacheとMySqlを起動させる

  1. xampp-control.exeを実行します。

    XAMPPフォルダ
  2. ディスプレイ右下の方でXAMPP Control Panel Applicationが起動します。

    XAMPPコントロールパネル
  3. XAMPP Control Panel Applicationの中央辺りに2つある Start をそれぞれクリックします。

  4. Windows XP のセキュリティの重要な警告が2つ出る場合があります。

    Windows XP セキュリティー警告
    Windows XP セキュリティー警告
  5. 両方共 ブロックを解除する(U) を選択します。

  6.  Start  Stop に変わり、それぞれの左側に Running と表示され、無事にApacheとMySqlが起動されました。

    XAMPPのApacheとMySqlが起動

WordPress用のデータベース

WordPress用のデータベースを作成する前にセキュリティを強化しておく場合は、XAMPPのセキュリティ設定を先にご確認ください。

localhostにアクセス

  1. ブラウザでhttp://localhost/にアクセスすると、http://localhost/xampp/splash.phpに自動で飛びます。

    XAMPP言語選択
  2. 日本語をクリックするとhttp://localhost/xampp/index.phpが表示されます。

    XAMPPが正しくインストールされました!

データベースを作成

  1. http://localhost/xampp/index.phpのサイドバー下部にあるphpMyAdminをクリックします。

  2. 先ほど日本語を選択したはずなのに、なぜかドイツ語で表示されました。

    XAMPPドイツ語
  3. ブラウザをChrome14からOpera11.51に変更し、http://localhost/phpmyadmin/にアクセスすると日本語で表示されました。

    phpmyadmin homepage
  4. 画面上部にあるナビゲーション内のデータベースをクリックします。

  5. 新規データベースを作成するの下のテキストボックスにデータベース名を入れます。

    phpmyadmin database
  6. 分かりやすいように「wordpress」と入力しました。なお、WordPressをローカルに複数入れる場合でも、データベースは1つで対応できます。

    phpmyadmin database 作成
  7. 新規データベース名を入力し、 作成 をクリックすると数秒でデータベースができます。

    phpmyadmin database 作成完了

WordPress

WordPressをダウンロード

WordPress 日本語から最新バージョンのWordPressをダウンロードします。なお、2011年10月現在の最新バージョンはWordPress 3.2.1(4.2MB)です。

WordPressをインストール

  1. WordPress 3.2.1(4.2MB)を解凍します。

  2. 解凍後に出現したwordpressフォルダを、htdocs内に移動させます。

    WordPressフォルダの移動
  3. WordPressを複数インストールするので、今後インストールする2つ目以降のWordPressと区別しやすいようにwordpressフォルダの名前を変更しておきます。

    WordPressフォルダの移動完了
  4. WordPress1やWordPress2などではなく、サイト名などに変更した方が直感的にわかりやすいです。当サイトでは、ドメイン名「unmei.in」から「unm」としました。

    WordPressフォルダの名前変更

複数のWordPressをそれぞれ別々のローカルドメインに設定

WordPressの設定をする前に

localhostのディレクトリとしてサイトを表示する時のちょっとした不具合とその解決法です。

ローカルのWordPressで作成したサイトをブラウザで表示する際のURLは、http://localhost/wordpress や http://localhost/unm/ というようにlocalhostというドメイン内の1つのディレクトリとして表示されます。言い方を変えると、各サイトはhtdocs(localhost)をルートとしたURLになるわけです。

このままではサイト作成時にCSSなどを絶対パスで指定すると些細な不具合がでる場合があります(普通にWordPressを使っていればあまり縁のない話です)。具体例は、XAMPPでVirtualhostとhostファイル利用して複数サイト管理で確認できます。

対策として、WordPressが入ったフォルダのそれぞれがルートになるように予め設定します。例えば、http://localhost/unm/ というURLでローカルのサイトを表示するのではなく、http://unm/ で表示できるようにしておくということです。

XAMPPの他にWindows XPにも設定があります。ですから、USBメモリや外付けHDDにXAMPPをインストールし、そのローカル環境を別のパソコンに持ち運んでWordPressを使う予定なら、この項目での設定は飛ばした方がいいかもしれません。飛ばして次項のWordPressをブラウザで設定に移動できます。

XAMPPの設定

  1. xampp\apache\conf\extra内のhttpd-vhosts.confファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。

    xampp-apache-conf-extra-folder
  2. 設定を追記します。httpd-vhosts.confファイル内のどこでもいいのですが、今回は最下部に追加します。下図は追記前です。

    httpd-vhosts.confファイル
  3. ルート直下にXAMPPを設置し、wordpressフォルダの名前を変更していない場合は、次の設定を追加します。変更している場合は適宜それに合わせてください。

    
    NameVirtualHost *:80
    <virtualhost *:80>
    DocumentRoot "/xampp/htdocs"
    ServerName localhost
    </virtualhost>
    <virtualhost *:80>
    DocumentRoot "/xampp/htdocs/wordpress"
    ServerName wordpress
    </virtualhost>
    
    httpd-vhosts.confファイル追記
  4. ちなみに、当サイトでは次の設定を追加しました。

    
    NameVirtualHost *:80
    <virtualhost *:80>
    DocumentRoot "/ap/xampp/htdocs"
    ServerName localhost
    </virtualhost>
    <virtualhost *:80>
    DocumentRoot "/ap/xampp/htdocs/unm"
    ServerName unm
    </virtualhost>
    

Windows XPの設定

  1. C:\WINDOWS\system32\drivers\etc内のhostsファイルをテキストエディタで開きます。

    c-windows-system32-drivers-etc-folder
  2. ローカルIPとサーバ名を追記します。ファイル内のどこでもいいのですが、既に記入されているlocalhostの下に追加します。WordPressフォルダの名前を変更していない場合は、次の設定を追加します。変更している場合は適宜それに合わせてください。

    
    127.0.0.1       wordpress
    
    c-windows-system32-drivers-etc-hostsファイル
  3. ちなみに、当サイトでは次の設定を追加しました。

    
    127.0.0.1       unm
    
  4. 新しい設定を有効にするために、Apacheを再起動します。XAMPP Control Panel ApplicationでRunning状態のApacheを Stop で止め、再度 Start で起動させれば再起動完了です。

    Apacheを再起動
  5. これで http://unm/ というURLでローカルのWordPressのサイトにアクセスできるようになりました。

WordPressをブラウザで設定

  1. 普通は、wp-config.phpファイルを作成してWordPressを設定するのですが、今回はそれをせずにブラウザで設定してみます。

  2. ローカルドメイン(当サイトでは http://unm/ )にアクセスします。エラー画面が表示されますが、どうにかなりそうです。 設定ファイルを作成する をクリックします。なお、複数のWordPressをそれぞれ別々のローカルドメインに設定をせず、かつ、wordpressフォルダの名前を変更していないなら、http://localhost/wordpress/ にアクセスしてください。

    WordPressの設定
  3. 書かれている内容を一読し、 次に進みましょう! をクリックします。

    WordPressの設定
  4. テキストボックス5つ全てを埋めます。

    • データベース名は先程設定したもの(wordpress)を入れます。
    • ユーザー名を root にするとパスワードは空白で設定できますが、何か入力した方がいいです。
    • データベースのホスト名は localhost と入力します。
    • テーブル接頭辞は、WordPressを複数入れる予定なのでデフォルトのwp_で設定せずに、他と区別しやすい名前にした方がいいです。
    • 全てのテキストボックスを埋めてから 作成する をクリックします。
    WordPressの設定
  5.  インストール実行 をクリックします。

    WordPressの設定
  6. サイトのタイトルユーザー名などを入力します。ローカルのサイトだからといって、メールアドレスをデタラメにせず、有効なものを入力した方がいいです。パスワードを忘れても、メールアドレスが有効なら再設定できるからです。全て入力したら WordPressをインストール をクリックします。

    WordPressの設定
  7. 今しがた設定したユーザー名とパスワードでログインします。

    WordPressのログイン画面
  8. 以上で、ローカルへのWordPressのインストールは完了です。

    WordPressにログイン直後の画面
  9. 続けて複数のWordPressをインストールすることもできます。

免責